2016年03月21日

【オンライン法務部メールマガジン】2016年3月号/第43号/[メンタルヘルス不調者への対応]

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技術系・ITベンチャーの実務に役立つ法律・知的財産情報
2016年3月号 第43号
テーマ [メンタルヘルス不調者への対応]

発行 オンライン法務部 http://www.motoffice.jp/olld.index
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[1] ご挨拶
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間もなく「春」という感じですね・・・。それでは、第43号です。
今回は、山本喜一社会保険労務士からです。

また、【フィンテック研究会!】のご案内もございます。
3/22、「クラウドクレジット」の杉山智行社長による「投資型クラウドファンディングの可能性」

末尾のお知らせコーナーにはメルマガ読者特典として、
オンライン法務部メンバーによる無料相談のお知らせもあります。
あわせて、ぜひご覧ください。

編集/茂木


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[2] メンタルヘルス不調者への対応
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メンタルヘルスに関する職場の理解というものはなかなか難しく、特に管理職の知識、

配慮の不足が、メンタルヘルス不調者に対する初期対応として失敗してしまう例が多い

と感じます。また休職中の対応、復職時の難しさは、担当者がとても悩むところです。


・平常時の上司の対応
上司が、部下の変化に気づいた段階で声掛けができると、重症化する前に産業医や
心理職(カウンセラー等)、人事担当者に繋いだりすることができます。しかし、変化に
気づくということは、普段の状態を知っていないと気づくことはできません。平常時で

重要なのは、いつもきちんと“見て”あげることです。

実際にメンタルヘルス不調者が現れたときに慌てないためには、やはり事前の準備が
重要です。会社の規程、ルール、休職・復職の手続、休職時のコンタクト方法等を
きちんと決めておき、管理職、人事担当者がその内容を理解しておくことが必要となります。

・メンタルヘルス不調者が現れたとき
メンタルヘルス不調者が現れた際には、しっかりと会社のルールを説明して安心して
もらい、休職制度があれば休職してもらうことになるでしょう。合わせて傷病手当金の

制度も説明をしてあげるとよいですね。

・休職中の報告
事前にルールを定めておくことが重要です。例えば、月に1度としてクリニックで診断や
現在の状態も含めて、何かしらの方法で連絡を受けるようにするとよいでしょう。

・休職中の社会保険料
社会保険料は、休職中であっても支払う必要があります。
休職中の給料を0としている会社が多いと思いますが、給料が0であっても、社会保険料の
本人負担分を本人から徴収する必要があります。

・休職中の活動
外出や旅行に関して、主治医の判断と指導に従うことになると思いますが、社内での他の
従業員の感情などを考えると、休職中のSNSへの写真の公開等については一定のルール

を定めておくことがよいでしょう。

・復職
メンタルヘルス不調者への対応で最も難しいのが復職です。
会社には安全配慮義務がありますので、「治っていないのに働かせて、事件事故が起きた
場合」に責任を問われることになります。本人の心と身体が仕事に復帰できることをきちんと
確認することが必要です。

一般的に主治医は、その患者がどんな仕事をしているのか詳しく知るわけではありません。
会社の業務をよく知っている産業医がいれば、産業医に面談などをしてもらい、復職可能か
どうかの意見を求めることが重要です。また産業医がメンタルヘルス不調に詳しくない場合は、
セカンドオピニオンをお願いしたり、本人から医療情報開示の同意をもらい、人事担当者が、
本人を交えて主治医と三者面談をして、主治医から意見をもらう等、診断書を鵜呑みにせずに
「実際の業務の遂行ができるのか」を確認することが必要です。

復帰する職場について、原則として、休職前の職場に復帰することが望ましいのですが、

休職の理由が、職場にある場合(例えば、パワーハラスメント、セクシャルハラスメント等)、
元の職場ですと大きなストレスになる可能性が高いので、その場合は、別の部署という方が
よい場合があります。

・おわりに
少し冷たいと思われるかもしれませんが、メンタルヘルス不調者が感じる不安には理解を
示しつつ、会社として決められた手順で粛々と進めていくことが基本となります。思いやる心は
とても大切ですが、相手に気持ちを入れすぎると管理職、人事担当者等の対応される方自身の
心が苦しくなってしまいます。会社は、対応される方への配慮も必要ですね。

執筆: 社会保険労務士法人日本人事 代表社員 山本喜一
     http://www.sr-jhr.com/


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[2] 【フィンテック研究会!】
   3/22、「クラウドクレジット」の杉山智行社長による「投資型クラウドファンディングの可能性」
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さて・・・。3/22火、19時〜、フィンテック研究会を開催します。

投資型クラウドファンディングの「クラウドクレジット」の杉山社長にご発表をいただくことになりました。
https://crowdcredit.jp/
http://hbol.jp/66610

同社は、クラウドファンディングで資金を集めて、南米や欧州の消費者ローンに投資しています
(ハイリスクハイリターンです)。
まさに、フィンテックの最先端です

ご発表の後、質問、意見交換のお時間がございます。


20160322フィンテック研究会第6回
テーマ 「投資型クラウドファンディングの可能性」
発表者 杉山智行さん(クラウドクレジット株式会社代表取締役)
     https://crowdcredit.jp/
日 時 2016年3月22日(火曜日) 19:00〜21:00
会 場 東京/竹橋 ちよだプラットフォームスクウェア 5階 会議室501
     地図→ http://www.yamori.jp/access/
主 催 士業ビジネス研究会(戦略経営研究会グループ)
会 費 2000円
参加申込
     担当(茂木)のメルアド info@sp-senryaku.org まで、
     下記の内容を送信してください。

     3/22フィン研に参加します。
     お名前:
     所属:
     連絡先(メルアド):
     懇親会の出欠: 出席/欠席

     または、下記のらくらく参加フォームからお申込みください。
「勉強会名」を「3/22フィン研」としてください。
     (SSL暗号化対応)
     https://form.os7.biz/f/4da7401d/

     勉強会終了後、懇親会を開催します(費用別途)。


【編集発行】オンライン法務部

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専門家集団のご紹介 http://www.motoffice.jp/olld.profile.html
posted by olld at 16:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする