2016年09月15日

【オンライン法務部メールマガジン】2016年9月号/第49号/[労働基準監督署からの調査があったら]

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2016年9月号 第49号 [労働基準監督署からの調査があったら]

発行 オンライン法務部 http://www.motoffice.jp/olld.index
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[1] ご挨拶
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やっと涼しくなりましたね・・・。今月号は、山本喜一社会保険労務士からです。

ちなみに・・・。当メルマガにて既報の「株主リスト」ですが、10月1日から施行ですね。
詳しくは、法務省のホームページから。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00095.html

編集/茂木


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[2] 労働基準監督署からの調査があったら
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突然、労働基準監督署からの連絡がきたら、びっくりしますよね。
何度か経験があっても、どきどきしますし、
初めての方はどうしてよいのかわからないことと思います。

労働基準監督署の調査を、「臨検(りんけん)」と言います。
これには種類があり、「定期監督」と「申告監督」があります。
文字を見て頂けるとイメージできるかもしれません。
わかりやすく言うと、定期監督は、運よく(?)抽選に当たったとき、
申告監督は、誰かが労働基準監督署に「僕、こういう会社で困ってるんです」など
と相談があったときです。
申告監督には、匿名での相談のときと、実名での相談のときで、
調査に関する力の入りようは違います。

さて、なんとなく調査の種類がわかったところで
実際に調査がきたら、どうしたらよいのでしょうか。
結論としては、
@「余計な事は言わない」、A「真摯に対応する」の2点です。

@「余計な事は言わない」
物事を隠すわけではないですが、労働基準監督官もわかってしまったら
言わないわけにはいかないので、あれこれと話をしているといろいろと出てきてしまう

ことがあります。また、気付いても現実的に難しいことを言わないこともあります。
うまく取り繕うというような必要はありませんが、
基本的には聞かれたこと以外はあまり言わない方が良いことが多いです。

A「真摯に対応する」
労働基準監督官も人間ですので、良い関係を築くことが重要です。
テクニック的なこともありますが、人間と人間のやりとりですので、一番大切なのは
真摯に対応することです。
用意できる書面はきちんと用意をして、間に合わないものについては事前に
「その日には間に合いそうにありません。日を伸ばしたりできますか、
または一部足りなくても大丈夫ですか」などと相談をして、
当たり前の普通の連絡、対応をすると良いです。

労働基準監督官は、「敵」ではありません、また労働者の味方でもありません。
ただ、会社が労働基準法などを守っていないと「ここを直さないとね」
と教えてくれる存在です。
まれにですが、言いがかり的に聞こえてしまうこともあります。
そういう場合は、会社の考え方や法的な合理性を説明する必要があるときもあります。


調査をされるのは、良い気持ちではないですし、
「ここを直さないとね」となると「是正勧告書」、「指導票」というものが出されます。

そうすると、確かに手間や出費もありますが、
今後の会社の発展のために、労務関係の整備は必須ですので
事が大きくなる前に、無料でチェックをしてくれたと前向きにとらえましょう。


執筆: 社会保険労務士法人日本人事 代表社員 山本喜一
     http://www.sr-jhr.com/



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