2015年03月20日

【オンライン法務部メールマガジン】2015年3月号/第31号/[パートタイマー、契約社員を正社員に登用したときの有給休暇の取り扱い]

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2015年3月号 第31号 
テーマ [パートタイマー、契約社員を正社員に登用したときの有給休暇の取り扱い]

発行 オンライン法務部
http://www.olld.jp/
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[1] ご挨拶
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春、もうすぐですね・・・。とりあえず、第31号です。

今回のテーマは、山本社会保険労務士から
「パートタイマー、契約社員を正社員に登用したときの有給休暇の取り扱い」についてです。

と、先月号の「株式型クラウドファンディングの解禁」ですが、
5月に実施されることが決まったようです。
日経の記事(3/8)から。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO84114620Y5A300C1NN1000/

編集/茂木


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[2] パートタイマー、契約社員を正社員に登用したときの有給休暇の取り扱い
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どの業種もなかなかいい人がいない、人材不足と言われ、
パートタイマーや契約社員を正社員として登用する会社も
多くなっているように感じます。
そこで、知っているようでなかなか知らない雇用形態に変更が
あったときの有給休暇の取り扱いについて解説いたします。


1. 雇用期間は通算される
付与される有給休暇の日数について、労働関係が継続している限り
雇用期間は通算して計算をするので、有給休暇を付与する基準日において、
通算した雇用期間で計算をして付与する日数を算出することになります。

2. 付与日数
労働日数が正社員より少ない有給休暇の比例付与の対象者
(週の所定労働時間が30時間未満、かつ週4日以下の所定労働日数の労働者、
又は、週の所定労働時間が30時間未満、かつ年216日以下の所定労働日数の労働者)
の場合、有給休暇は基準日(法定では入社後6ヵ月、その後1年毎)
に発生するので、次の基準日までは当初の付与日数のままで、
年度の途中で有給休暇の付与日数の変更はありません。

3. 有給休暇の時間
有給休暇を使用する場合において、所定労働時間の変更がある場合、
変更後の所定労働時間となります(例:所定労働時間4時間の
パートタイム労働者が、所定労働時間8時間の正社員になった場合、
パートタイム労働者であったときに付与された有給休暇を、
正社員になってから使用したとき、8時間の有給休暇となる)。

4. パートタイマー、契約社員と正社員で有給休暇の付与方法が違う場合
付与方法について、非正規社員と正社員で違う方法をとっている会社も
あろうかと思います(正社員には年に1度の基準日による一斉付与、
パートタイム労働者には、法律どおり入社後6ヵ月で付与等)。
付与方法が就業形態によって違う場合、非正規社員を正社員としたとき、
一斉付与の基準日によって、1年毎に付与を行うという労働基準法を
下回っていないか注意が必要です。

執筆: 社会保険労務士法人日本人事 代表社員 山本喜一
     http://www.sr-jhr.com/


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